欧州サッカー入門 イタリア国内リーグのセリエA

欧州サッカーで現在、最高峰のリーグといわれているのはスペインですが、かつてはイタリア国内リーグのセリエAが最も人気のあるリーグとして知られていました。最近、サッカーを見はじめた入門レベルの知識の方にとってはなじみがないかもしれませんが、40代から50代のサッカーファンにとっては、1990年代はイタリアリーグが世界の中心となっていました。20チームのホームアンドアウェー方式で行われ、勝つと3点、引き分けで1点、負けで0点の勝ち点がつき、すべての日程が終了時点で最も勝ち点の多いチームが優勝となっています。

セリエAはイタリアプロサッカーリーグとして現在の形になった1929年からの歴史があり、特に1990年代には当時の世界の最も有名なプレイヤーたちがこぞって集まり、ヨーロッパのクラブチームで最も強いチームを決める、UEFAチャンピオンズリーグでも7年連続で決勝にセリエAのチームが出場するなど、最も勢いのあった時代といえるでしょう。

現在も現役で活躍する、日本のキングカズこと三浦知良選手もイタリアに渡りプレーしたことが話題となりました。2000年代に入るといくつかのチームの経営状態の悪化が話題となり、主力選手やスター選手を放出しなければならなくなり、一時の勢いはなくなってしまいましたが、実力のあるチームは多く、欧州での有数のリーグ戦であることに変わりはありません。