世界で最もサッカーの強い国を決める、オリンピックよりも世界中の人が見るといわれているイベントがワールドカップです。サッカーを見始めた入門初心者でもご存知とはおもいますが、そのワールドカップで最も優勝回数が多いのがブラジル、そして次に多いのがイタリアとドイツです。イタリア代表は通称、アズーリと呼ばれ、伝統的なチームカラーである青という意味があります。
イタリア代表の代名詞といえるのがカテナチオ、日本語で言うかんぬきという意味ですが、基本的に守備を重視したチーム作りが大きな特徴です。その伝統から、ディノ・ゾフや現在も現役のジャンルイジ・ブッフォンのような優秀なゴールキーパー、また、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、ファビオ・カンナバーロに代表される名でフェンダーを多く輩出してきました。その中に、攻撃的選手としてワールドカップで得点王にもなったロベルト・バッジオやデル・ピエロ、フランチェスコ・トッティなどの選手が中心となり、歴史をつくってきました。
前評判が低くても、いざという時の試合での勝負強さも、伝統といえるでしょう。ここ数年は国内リーグの問題などからか、成績は今一つですが、カテナチオは健在で復活の時期が待たれています。